がんと免疫のお話し
Cancer and Immunity

大腸がんの治療

 大腸がんの原則は外科切除です。肝転移、肺転移を有するステージ4であっても取り残しなく切除できるなら外科切除の成績が良いことが示されています。大腸がん全ステージの5年生存率は70%程度で他のがん種と比較しても決して悪くはありません。ステージ2以下なら80~95%の5年生存率が得られています。しかし、ステージ3(リンパ節転移のあるもの)の5年生存率は、55~70%、ステージ4(遠隔転移のあるもの)では10%程度であり、これらの成績を改善するには外科切除では限界があるため、それ以外の治療として、主に全身化学療法(抗がん剤治療)が導入されてきました。化学療法は、ファーストライン、セカンドライン、サードライン・・・と決められたレジメン(薬の種類や量、方法などを時系列で示した治療計画書)を順を追って進めていきます。しかし、これらの治療が効かなくなったら、あるいは副作用で続けられなくなったら、以後は科学的根拠に基づいた明確な道筋が無いため、以後は「ベストサポーティブケア(best supportive care:BSC)にしましょう。」という提案を医師から受けることになります。BSCとは、「これからは定められた治療法がないので、対症的な治療を行っていきましょう」ということです。大腸がんの患者さんにおいて、当院のがん複合免疫療法を受けられる場合、できるだけ早くに開始することを勧めています。詳しくは、医療相談で医師とご相談ください。

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